モルヒネ

間質性肺炎で入院した父の病状は、日々悪化している。鼻からの酸素吸入では足りず、人工呼吸器のマスクを装着した。さらに大小便を自力ですることができないため、尿管挿入と紙おむつを使用する。食事も摂ることができず、点滴だけの栄養補給だ。そしてモルヒネを使うことに。

モルヒネを使うと呼吸が楽になるという。しかし、副作用もある。それにしても意識はあるが、ベッドに縛り付けられて身動きが取れないのは辛いことだろう。体調が回復する見込みもない。この状態は本人が望む姿ではないだろう。早く楽にしてあげたい。亡き母がお迎えに来ないだろうか。(sumito)