父の代わりに草花の水やりをしている。おびただしい数の鉢があるので、ほぼ1時間近くの作業だ。陽が陰ってからといえど、まだ外は暑く、重いホースを手繰りながら水を撒くのは、意外と重労働だ。この作業を父は、暑い日も毎日やっていたので感心する。朝起きると体が痛い。
それにしても枯れた草に水をやるのは空しい。管理が分からないので、枯れていてもとりあえず水を撒く。生き返ることはないだろうが、万が一ということもある。父が大切にしていた草花を枯らしてしまい、申し訳ない。異常に暑い今夏は仕方がないよ、と慰めてくれる人もいるのが救いだ。(sumito)