町の天使たち

広報を担当していたときに発案したのが、「町の天使たち」。町が行う1歳半児検診の受診児の顔写真を撮り、紙面に並べる企画だ。子どもの写真が載れば、必ず読んでくれる。若い世代には関心の薄い広報紙だが、一生に一度でも関わることがあれば、身近に感じてくれる。

この企画は好評で、撮影を嫌がる親はほぼいなかった。今ではプライバシーの問題などで、難しいかもしれないが、親子にはいい記念になったことだろう。きっと誰もが、「うちの子が一番かわいい」と思ったに違いない。家族で写真を見て、笑顔に包まれたと思う。親はみんな、親バカなのだ。(sumito)