12年前、東日本大震災が起き、揺れと大津波で多くの犠牲者が出た。当時、遠く離れた新潟でも震度4を観測し、私が勤めていた5階建ての建物も大きく揺れた。情報を得ようとテレビをつけ、被害の大きさを確認していた。そこへ、想像を超えた津波の画像が映し出された。
家や車、そして人までも飲み込み、陸地を遡る津波。画面を通して見るだけでも、身体が震え上がった。翌日には原発の事故が報じられる。まだ、日常を取り戻せない人も多くいる。いつ、どこで大震災が起きるかは分からない。私たちは備えるしか方法はない。自然の前に、人間はあまりにも無力だ。(sumito)