ポルターガイスト

母が施設で死んだとき、不思議な現象が起きた。自宅の電気スイッチのカバーが突然外れたらしい。そんなことは初めてだ。また、姉の家では、誰もいないはずの2階で大きな物音がしたという。きっと母が、あいさつをして回っていたのだろう。昔、祖父が死んだときも、不思議なことが起きた。祖父は病院で危篤状態だったが、夜遅くにドアチャイムが突然鳴った。こんな時間に誰だろうと玄関を開けたが、そこには誰もいなかった。その直後、祖父の訃報が知らされた。世の中には不思議なことがあるものだ。きっと死者は、身近なものにさようならを伝えたいのだろう。(sumito)