衰退する市場

我が家は市場通りに面している。昔は3と9のつく日になると、農家の露店が立ち並び、賑わいを見せていた。お祭りのように大勢の人が行き交い、歩くのも大変だった。通りの中心部では鮮魚や洋服、金物など、まるでデパートのように様々な品物が並んだ。ところが役場が移転すると、状勢は一転する。人の流れが減少し、店の売上げも激減した。役場の職員や利用者などが、どれだけ買い物をしていたかを物語る。今や農家はほとんどいなくなり、ほかの露店も歯が抜けたようになった。今やショッピングモールが市場になっている。時代は変わった。(sumito)