近所にかわいそうな犬がいた。犬種はスピッツ。犬小屋がなく、軒下ではあるが、ほぼ野ざらしの状態で飼われていた。雨に打たれ、風にさらされて耐えていた。散歩もろくにしてもらえなかったようだ。妻が見かねて、譲り受けて飼うことはできないかと相談された。私としては、経済的にも労力的にも負担が大きいので、賛成はできなかった。だが、リードが外れて妻に抱きつき、保護することになったのをきっかけに、飼い主に譲渡を懇願した。二つ返事で譲渡されることになった。こうしてヒメは、我が家の新しい一員となった。(sumito)