水は濁り、空気は淀む

文書改ざん問題で、自殺した財務省職員の手記(遺書)が明らかになった。上層部の卑劣な指示で、犯罪まがいの不正に手を貸したことを苛み、大切な命を落とした。行政ばかりではないかもしれないが、保身の傾向が強い官僚組織では、下々の役人は首を横には振れない。どんなに訴えても、下の声が上に届かないのは、私も公務員時代に経験している。そんな組織に嫌気がさして、早期退職のきっかけになったともいえる。文書改ざん問題は、元を正せば首相(夫人)の関与を隠すために、官僚が忖度して改ざんするという手段を取ったとしか思えない。つまり、本当に守ったのは政権であり、次第に水が濁り、空気が淀んできている。それでも、この政権を国民の多くが支持しているのが悲しい。(sumito)
今日のBGM:a happy new year
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