古町には軌道系の交通機関はない。従ってバスでしか移動手段はない。このバスが問題である。今はBRTという2両編成の連結バスが運行されているが、郊外からの利用者は、古町まで移動するために必ず乗り換えが必要になる。これは大変不便である。以前は、西地区郊外からは古町を経由して、新潟駅発着便だったので、乗り換えなしで古町まで来れた。また、東地区郊外からは、万代地区を経由して古町発着便だったので、これも乗り換えの必要がない。問題なのは南地区(旧市外)郊外だ。中心部へ行くときは、古町着なので乗り換えの必要がない。ところが帰りの便は古町ではなく万代地区のバスセンター発なので、古町から万代に移動する必要がある。歩けない距離ではないが、重い買い物をぶら下げて歩く距離でもない。まして高齢者にはきつい。なので、旧市外の住民は、万代で降りて用事を済ませてしまう。これも、古町から人が消えた要因だと思う。そして現在では、旧市外のみならず、旧市内の地区住民も乗り換えを余儀なくされている。さらに人が消えてしまった。消えた人は車で郊外スーパーへと足を運んでいる。中心市街地活性化を謳う行政が、活性化の足を引っ張る結果になった。(sumito)
今日のBGM:愛しくて