万代地区が再開発されたのは、私が中学生の頃だったと思う。それまでは繁華街らしいものは何もなかった。新しいバスセンターができるのに合わせて、大型スーパーやホテルなどが建設され、バスセンター周辺が繁華街へと変貌した。これまではデパートしかなかった商業施設に、大型スーパーが殴り込んできた形となり、お手頃な値段に庶民が殺到した。価格破壊の始まりだった。同じ商品であれば値段の低い方に流れる。自然の原理だ。古町に通っていた買い物客は、その多くが万代地区へと足を運んだ。それでも、古町というブランドにあぐらをかいた商店街は、今の体たらくを想像できなかったことだろう。(sumito)
今日のBGM:感謝~生んでくれてありがとう