商店街のエンジンは、魅力ある商品の充実だ。魅力がなければ人は寄りつかない。ここでしか手に入れられない商品があれば、人は買い求めに来る。あるいは安さや品揃えも売りになるだろう。ところが、経営者が高齢化すると、新しい商品を販売する意欲、チャレンジ性が落ちるようだ。なんでも売れた時代を経験していると、危険を冒して新しい商品を仕入れることに抵抗があるのかもしれない。流行にも鈍感になってしまう。また、景気の悪い状態を見れば、後継者にも事欠くことだろう。こうしてシャッターは閉められていく。賃貸料が安ければ、新たな出店者もいるだろうが、繁栄した時代の名残で、賃貸料は実態に見合うほど安くなっていないようだ。思い切って賃貸料を引き下げ、若くてやる気のある店舗が出店できるよう、新陳代謝が必要ではないだろうか。(sumito)
今日のBGM:笑って泣いて ときには怒って