新潟市古町の活性化(序)

新潟市の中心部に、古町という繁華街がある。今は万代地区に人が集まっているが、私が高校生の頃は、買い物や遊びといえば古町だった。当時はデパートも2軒あり、商店街にも流行の最先端が並んでいた。市役所や金融機関もたくさんあり、休日に限らず、いつも人であふれていた。そんな高度成長期の勢いに後押しされ、西堀ローサという地下街が鳴り物入りで開発された。当時は人、人、人で大混雑していた。しかし、万代地区の発展に反比例するかのように、また景気が落ち込むとともに、人が遠ざかることになる。そして決定的な打撃は、新潟市役所の移転だ。役所は、どの市町村でも大勢の従業員を抱える地域の大企業だ。何百人といたであろう職員の足が遠のけば、影響は大きい。職員だけでなく、来庁者(業者を含む)もお客となり、お金を落としていた。その西堀ローサが衰退し、運営の危機に直面している。これからの古町地区がどうなればいいのかを考察してみたい。(sumito)
今日のBGM:トコ