若い頃はふさふさだった頭髪も、歳を重ねるごとに薄くなってきた。今では見るも無惨、頭頂部ははっきりと地肌が見え、フランシスコ・ザビエルのごとく、カッパ頭になっている。まさか自分がこうなるとは夢にも思わなかったが、祖父の頭を見れば納得せざるを得ない。外出するときには帽子が欠かせない。この年になってハゲを隠しても無駄だとは思うが、少しでも若く見られたいのは欲望の表れか。ライブの時はなおさらだ。愛だの恋だのと唱えているのが、ハゲでは様にならない。いっそ、松山千春さんのように、百田尚樹さんのように、つるっぱげにした方が潔いかもしれない。だが、まだその勇気が出ない日々なのである。(sumito)
今日のBGM:想い出にかわるまで