市場の賑わいが懐かしい

自宅の前が市場通りとなっていて、10日に2回、市が立つ。私が子どもの頃には、農家の野菜売りがたくさん立ち並び、朝早くから大勢の買い物客で賑わった。まるでお祭りのようだった。そんな中を、私は小学校へと通学していた。農家の人にトイレを貸す代わりに、野菜をもらっていたので、野菜には困らなかった。さて、時代は変わり、車が広まってくると、自宅前に無断駐車をする車が増えた。これは迷惑だった。自分の車が出せなくなる。さらに時代は変わり、役所が郊外に移転してから、大型店の進出も影響して、市場が寂れてしまった。今では自宅前に市は立たない。通りの中心部に集約され、全盛期の半分くらいに縮小した。おかげで、無断駐車もなくなったが、なぜかあの頃の賑わいが懐かしい。(sumito)
今日のBGM:タクシードライバー