小学生の時、初めてハンバーグステーキを食べた。ハンバーグ専門店で、おそらく冷凍のハンバーグだったと思われる。それでも、こんなに美味しいものがあるのだろうかとびっくりした。添えてあったコーンポタージュがまた、たまらなく美味かった。大学生になり、喫茶店でアルバイトをした。調理の方を担当し、メニューにハンバーグがあったので、作り方を教えてもらった。これなら自分でもできると思い、親戚が集まるとこでご馳走した。ところが、中までよく火が通っていなかったようだ。がんばって作った誠意を無にしたくなかったのか、誰もが生焼けのハンバーグを、黙々と食べてくれた。今は出来合いのタネを使うことが多いが、生焼けの失敗を繰り返さないよう、よく焼いている。煮込みハンバーグにすると、生焼けの心配は無用だ。(sumito)
今日のBGM:君のために生きる