大学時代、ジャズを好きになった。アート・ペッパーやレスター・ヤング、トミー・フラナガンなどの演奏、そして歌ではアニタ・オディのファンだった。よくジャズ歌手はパワフルに歌う印象だが、アニタはしっとりと感情を込めて歌うタイプだ。すこしハスキーな声は、大人の雰囲気を醸し出す。独り暮らしのアパートで、安い酒をちびりながら聴くアニタは最高だった。少し背伸びした自分に酔いしれていた。とくに「waiter
make mine blues」というアルバムを気に入っていたが、新潟の老舗ジャズ喫茶に置いていなかったことにがっかりした。こんな名盤をリクエストしないなんてもったいないことだ。ぜひ、機会があったら聴いてみてください。(sumito)
今日のBGM:シャンプー