無謀という名の列車は、挫折という駅に着く

何とかなるさと、お気楽に構えて見えるが、実は心の底では怯えている。安定した仕事をなげうって、自分のやりたい音楽活動を選択したが、自分の決断が間違っていなかったのかと、後悔している自分がいる。傍からみれば、どう考えても無謀な選択だろう。自分の実力を把握していない大馬鹿野郎。自分可愛さの思い上がり。目立ちたがりな猿。分かっちゃいるけど、やめられない。無謀という名の列車に乗ってしまえば、挫折という終着駅にたどり着く。途中停車の駅はない。自分で窓から飛び降りなければ、やがて挫折という名の駅に着く。列車の名前が勇敢ならば、成功という終着駅に着くだろう。ただし、急な上り坂や、不安定な吊り橋を渡らなければ、終着駅にはたどり着けない。私が乗っている列車はどちらなのだろう。無謀なのか勇敢なのか。着いてみなけりゃ、分からない。(sumito)