いつもコンサートで、感想を書いてもらっている。ほとんどが「良かった」と肯定的な感想が多い中、厳しい意見をもらうこともある。なるほど、とうなずくこともあれば、これは難しいなと、悩むこともある。とくに、メロディが盛り上がりに欠ける、平坦、抑揚がないと言われると、正直凹んでしまう。自分ではよい曲だと思っていても、聴く人によってはつまらない曲に聴こえるのかもしれない。でも、きっとそれが真実なのだろう。褒めることは簡単だが、厳しい指摘ほど難しいことは、身に染みて感じている。中には、何も書かずに立ち去る人も数人いた。初めて私の唄を聴いて、自分のイメージした演奏とは違っていたと、満足しなかったと、無言の意思表示だと思う。しかし、何度も足を運んでくれるリピーターもいる。さらに多くの人に受け入れてもらえる曲を作るよう、がんばらねばならぬ。(sumito)