作詞は難しい。メロディは思いつきで頭に浮かんでくるが、詞は絞り出すような努力が必要だ。脳の中にある数少ない知識を総動員して、ジグゾーパズルのように、いろんなピース(言葉)を当てはめてみる。だから言葉や知識の貯蔵が少ないと、薄っぺらな歌詞になってしまう。いろんな経験を積んで、貯めていかないとダメなのだが、その努力が足りないかもしれない。一番手っ取り早いのは本を読むことだ。自分の知らない知識が、本の中にはふんだんにある。ところが、曲を好きになるのは、まずメロディから入るのがほとんどではないだろうか。歌詞は二の次。歌詞がいまいちでも、メロディを気に入れば好きになる。歌詞が良くても、メロディがいまいちだと好きになれない。というパターンが多いと思う。熟考を重ねて作った詞でも、メロディには敵わない。しかし、良いメロディには良い詞が思い浮かぶし、良い詞には良いメロディーがついてくるのも現実。詞の良さは、どれだけ共感を呼ぶことができるかが肝心だ。多くの人に共感してもらえる詞ができれば、感動を呼ぶことができるだろう。さあ、今日も感動の種を探そう。
※今日は江南区文化会館でコンサート。たくさん来てくれるといいな。
(sumito)