トークはほどほどに

ある演奏会のこと。グループの代表が、曲の説明などでおしゃべりを入れていた。一生懸命、受けようと努力がにじむ。でも案外、反応がよろしくない。少しトークが長いかなと感じた。また、知識の自慢をしているような感があった。私のライブでも曲間にトークを挟む。次はどんな曲を唱うかや、自分の活動などを紹介する。トークを挟まないメドレーだと、緊張が続いてしまい、気が休まらない。今の曲の余韻に浸る時間も必要だ。だが、あまりダラダラとしゃべっていても、あきてしまう。コメディアンのように、笑いのツボでも心得ていればいいが、私にそんな素質はない。短いトークは意外と難しい。下手をすると、何が言いたいのかが分からない。長ければ飽きてしまう。曲の邪魔をせず、また緊張感も取り除く程度のトークができれば、お客さんもライブを楽しめることだろう。唄うことより難しいかもしれない。(sumito)