コンサートの時は、15曲程度唄う。歌詞は見ない。暗譜している。なので、時折り「歌詞を見ないでよく唄えるね」と褒められることがある。だって努力してるもん、と応える。とくに初めて人前で唄う曲は、練習を重ねて、必死になって歌詞を覚える。歌詞を見ながら唄うと、ずっと文字を追いかけ、下を向いたままになるので、これも失礼かなと思う。なので、たまに歌詞を間違う。1番と2番が混同するパターンもあれば、そこだけがすっぽりと抜け、空白の時間が流れることもある。聴いている方は分からないようなので、何事もないように歌い続けるが、内心は焦ってしまう。本格的なコンサートとなれば20曲くらい唄わなければならないが、はたして歌詞を覚えられるのだろうか。心配だ。もうそれなりの年なので、記憶力の低下は免れない。歌詞が覚えられなくなったら、人前で唄うことも諦めなければならないかもしれない。なお、欲を言えば記憶力を褒められるよりも、曲や唄を褒めてもらうと、もっとうれしい。なんてのは強欲でしょうか。(sumito)