大学生時代、東京と新潟を行き来するときは、まだ新幹線もなく、4時間以上もかかった。当然腹が空くので、駅弁をよく利用した。私は、車内販売で売られる高崎弁当の「とりめし」が大好きだった。味のついた鶏肉の切り身とそぼろのシンプルな弁当だ。新幹線を利用するようになってからは、めったに車内販売で売られることがなく、残念に思っている。たまに近所のスーパーで駅弁フェアが開かれても、だるま弁当はあるが、とりめしを扱うことは少ない。あっても数が少ないので、すぐに売り切れる。なので、口にすることは滅多にない。たまに、無性に食べたくなり、新幹線で高崎まで行こうか、と考えるときもあるが、900円の駅弁のために、1万円強も出す余裕は私にはない。でも、珍しく手に入れ食べると、学生時代を思い出し、ノスタルジックになる。あのころは楽しかったな、と。私は知らなかったが、東京駅や上野駅では扱っている弁当店がある。今日から娘が、ディズニーランドに遊びに行っている。お土産にとりめしを買って帰ると言ってくれたので、明日が楽しみだ。(sumito)