高校の文化祭でのこと。仲間とライブ喫茶をやることになりました。私とほかにもギターの上手い人がいたので、曲を聴きながらソフトドリンクを飲んでもらおうというものです。私は人前で自分の曲を唄ういい機会だと考えていました。失恋するまでは...。そうなのです。文化祭直前に私は隣のクラスの女の子に告白し、見事に振られていたのです。しかも彼女が選んだのが、私の親友でした。相当凹みました。そして文化祭でのライブが始まり、私が唄い始めたとき、視界に入ってきたのは、親友と彼女が仲よさそうに並んでいる姿でした。私は頭が真っ白になり、歌詞を忘れてしまいました。「ごめんなさい、唄えません」と叫んで、私は教室から飛び出しました。青春の苦い想い出です。続く…(sumito)